
天ケ瀬温泉
下駄履き浴衣で温泉街を散策しながら河川敷沿いの共同露天風呂のハシゴ湯は天ヶ瀬温泉郷を満喫する楽しみ方です。温泉街を言う時は、『天ケ瀬=あまがせ』と表し、町全体を言う時は、『天瀬=あまがせ』と区別していると言われています。豊後三大温泉のひとつとして、昔から愛されている温泉です。
温泉の歴史は古く、1300年ほど前の天武天皇の時代、この地方に大地震がおき、熱湯が湧き出した、これが天ヶ瀬温泉の始まりと伝えられています。また、奈良朝時代すでに温湯(いかり湯 間けつ泉)と言われ、遠く奈良の都に豊後の三大温泉(別府温泉、湯布院温泉、天ケ瀬温泉)として知られていたと、豊後国風土記に記されています。
天ヶ瀬温泉は、緑豊かな山々に囲まれた、素朴で静かな温泉郷です。温泉街の真ん中を流れる玖珠川沿いに露天風呂があり、この露天風呂は"代官湯"と言われ、江戸時代、天領地だった日田地方に郡代や代官が巡察の際、"代官湯"に浸り旅の疲れを癒したと言われています。(代官湯は旧久壽屋の前にある露天風呂ですが、昭和時の大洪水で源泉を破壊され古来の代官湯の源泉を堪能することはできません。その後、成天閣から引き湯していましたが久壽屋が廃業した現在は自由に入浴できないようです)
また、成天閣の隣にある本陣は、松竹映画の第43作男はつらいよ寅次郎の休日の撮影で使われた温泉として、映画ファンからも注目されている温泉旅館です。本陣の隣にある天龍荘は口演童話の父、久留島武彦先生が日田玖珠地域で講演を終えた後、湯治のための常宿とした温泉旅館です、久留島先生以外の多くの文化人にも愛された温泉として有名です。
天ケ瀬温泉郷には、玖珠川沿いにある天ケ瀬温泉街、その温泉街の上流にある湯ノ釣温泉、熊本県との境にある杖立温泉、さらに、近年掘削され名湯と温泉愛好家の評判となっている塚田温泉、ゆうやけの湯等、大分県西部地区随一の温泉地となっています。
写真は、太古の植物化石層から湧き出たといわれる塚田温泉〔写真左〕、シャレー水光園にある源泉湯(源泉100%掛け流しの浴場として温泉マニアのの口コミで有名)〔写真中央〕、天ケ瀬温泉郷の中で湯の華の多さと泉質の良さで温泉マニアが絶賛している旅館あまがせ荘の大浴場〔写真右〕
古来、玖珠川河川敷沿いに自然湧出していた天ヶ瀬温泉の源泉は今でも高温です。伏流水で割り適温とした温泉を引き湯した野趣あふれる玖珠川河川敷沿いの露天風呂群は、毎日利用している地元住民の皆さんと、天ヶ瀬温泉を楽しみにしてる湯治客を癒し続けています。この天ケ瀬温泉の露天混浴の共同浴場は全国でも貴重な温泉文化として注目されています。
玖珠川河川敷沿いにある共同浴場紹介
現在、5つの混浴共同浴場が残されています。
上流から紹介すると、鶴舞の湯、神田湯、薬師湯、益次郎温泉、古湯、駅前温泉です。
この6つの混浴露天共同浴場は、自己申告で100円を入浴料金箱に入れて入るシステムとなっています。

写真は昔から天ケ瀬で一番の美湯と言う天ケ瀬温泉ファンの多い赤岩湯=鶴舞の湯です。
鶴舞の湯=別名【赤岩湯】は、泉質が良いと地元住民からも誉められる共同浴場です。七色の湯とも言われ、白濁するほど湯の華が湧出したり、温泉成分の影響で、青紫色に見えたりと、自然の影響で変化すると言われています。また、厳しくて心温かい地元の方々が管理されており、マナーの悪い入浴者は、ずばっ!と注意されます。衛生管理が徹底されており、常に綺麗に清掃されているのがこの『鶴舞の湯』の特徴です。
雑誌やパンフレット、テレビでよく取材される共同浴場は『神田湯』です。脱衣所もなければ、目隠しとなるものまったく無しの360度丸見えの混浴露天風呂です。薬師湯は、白い湯の華が舞う露天風呂です。目隠しとなる囲いがあり、女性でも入りやすい露天風呂です。
参考サイト
天ヶ瀬温泉 - Wikipedia
天ケ瀬温泉公式サイト
ドォーモの夏祭り IN 天ヶ瀬:KBC九州朝日放送
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